朝はいらない

突然 難病になってしまった。自己免疫肝炎

朝が来きそうだ

この時間4時

夜明け前に目が覚めてしまう

今日の予定は、昼から短時間のボランテァのみ

仕事ができなくなって八か月 自分を見失って八か月

居場所無くさまよう心

何が始まるのか何も始まらない

家にいても落ち着かないが出かけると二時間もたず

だるさが襲う

誰かと居ようものならよけい拍車がかかる

あと何日こんな生活すればいいのだろう

先の見えない不安 話せる人がいると

思ったら意外と聞けない聞いてもらえない人だった

世界にはたくさんの私のような人が居るんだろう

そして励まされげんなりして作り笑顔で

本当の悲しみを閉じ込めているんだろう

神様はきっとお忙しい

私の生きる道を示されない

収入も一気に減った 傷病手当も税金で結構持っていかれるし

生活はぎりぎり まぁ貧しさには慣れているが

やはり不安である

病気も今日再燃したら厄介だ

解ってはいる すべての人が長生きをするわけではない

私よりもっともっと若いうちに召される命

それでも今は自分の事しか考えてられない

いつかこの日記も閉鎖する時が来るだろう

家族には知られたくないから

特に娘には 娘の喜ぶ顔が目に浮かぶ

私なりにへとへとになりながらも気を使ってきたつもりの娘

でも出来なかったしてあげられなかった事を

恨んでいるのだろう

解ってる それは私が一時母にしていた

今になって母の立場が分かる

辛かったんだろうな

母の最期は哀れだった 自ら食べることを拒絶した

医者は死にたがってるように見えるがどうしますかと

問うた 死なせてあげてください

と答えた

あの父の元長生きしても辛いだけ

離婚なんて考えられなかった時代

逃げ場などなかった母

奴隷のようだった 認知が入って会った時

はじめて自分の生い立ちを恨んでいると言っていた

私はクリスチャンこの母の為にずっとずっと祈ってきた

何一つ変わらなかったな

唯一遠距離介護を兄に嫁が来て請け負ってくれた

父の所業で両親は引き取れない 母の人生って何だったろう

でも死んだ 認知の中自ら選んだ初めての最後の選択が死

私も似たようなもん 気が強いだけの馬鹿なおばさんを演じて

生活の不安から働いて働いて それも取られた

神様って不公平なんだろうか

私のすべてを今取り去ってあざ笑わらわれている気がする

聖書でクリスチャンは陶器に例えられる話がある

陶器師の思うままに作られると

私は便器に作られたんだろうな

そんなことをうつうつと考えながら次に飲む薬の時間を待っている

待たないで飲まなきゃいいのに身体はまだ飲もうとしている

どうか誰にも迷惑をかけずに消えて無くなれますように

早くお元気になって・・・いらないそんな言葉

きょうも瓶の中の私と動いている私と二人で息だけはする

さて疲れた やらなきゃいけない事が山ほど

でも動けない 動けない私がギブアップしたら

瓶の中の私と同化するのだろう

また書こう そして書き終わったらすべてを消そう

私が生きてたことさえ忘れてもらいたいから